葬儀を行う場所について
お葬式が行われる場所は、以前は亡くなられた方の家が多かったのですが、近年は専用の斎場で葬儀が行われることが多くなっています。この理由として、マンションやアパートに住まわれている方は周囲の住民に配慮して、ご遺体の搬入を避ける傾向があるからです。
また、自宅の場合は弔問者の受け入れ準備が大変なことや、駐車場や部屋のスペースがないなどの理由もあります。
専用の斎場には、大きく公営の斎場と民営の斎場があります。
公営の斎場について
公営の斎場は安価(平均5万~10万)で斎場を利用できる為、希望者が多く、順番待ちになることも多いようです。場合によっては1週間ほど待つこともあります。
しかし利用の条件がついていることが多く、利用できない場合もあります。条件は、主催者の住んでいる場所や、故人との血縁関係(2親等以内など)があります。
条件は、ホームページなどで公開されています。
民営の斎場について
民営の斎場は費用は高くなりますが(約20万~50万)比較的に空いている為、希望の日に葬儀を行えるようです。また、公営の斎場と比べて、宿泊施設や、美しく特徴のあるデザインなどの設備やデザインに特徴がある場合もあります。
自社会館を持つ葬儀社の問題
意外に多いお葬式の不満に、希望した葬儀会館で式が行えないというものがあります。
最も多い不満は費用に関することでありますが、この「葬儀会館の問題」は「費用の問題」の次に多い不満となります。
なぜ、これほど希望した葬儀会館で式を行えないのでしょうか。
この理由として、葬儀会館を持っている葬儀会社はしきりに自社会館での式を勧めるという強引な営業があります。葬儀会館は業者にとって固定費になります。つまり、お葬式を行っても行わなくてもかかる式場に発生する経費は変わらないことになります。当然、電気や水道などの料金は利用すればするほど高くなりますが、会館の固定費に比べれば微々たるものです。よって、自社の会館でお葬式をやればやるほど、その収入がまるまる利益に影響します。
既に述べたように民間の会館の1回の利用料金は20万~50万円です。つまり、自社会館で行うかどうかで、利益が天と地ほど異なります。よって、会館をもっている業者は、しきりに自社会館での式を進め、どうしても営業が強引になってしまいます。
新しいホテルでのお葬式
近年多くなっているお葬式がホテルでの式です。ホテルでの葬儀は、「偲ぶ会」や「お別れ会」などの形式をとることが多く、最近増加している式でもあります。
この形式の葬儀はホテルで行うことも多いようです。
ホテルでの葬儀の特徴は、自由な形式が多いというものです。つまり、無宗教の形式が用いられるということです。
具体的には、匂いが残るという問題から焼香が出来ないため、献花の形式をとることが多いようです。また、当然ご遺体も搬入出来ませんので、一般的に火葬の1・2ヶ月後に行われます。
よって、通常のお葬式であれば、準備が大変でゆっくりと故人を見送ることが出来ませんがホテルでの式の場合は比較的に準備の余裕もあります。また、ホテルということもあり宿泊施設が充実していますので、遠くから来られた方にも便利です。美味しい料理で弔問者をもてなすことも出来ます。
いづれにしても各斎場の利点欠点を理解し、葬儀社の話を鵜呑みにするのではなく、自らの意思で斎場を選定することが、良いお葬式への1歩となります。