お葬式の生前予約のメリットについて
最近、お葬式の生前予約という言葉を良く耳にするようになりました。実際、まだまだ生前予約を行う方は少ないようです。縁起が悪いとか、めんどくさいなどの理由で生前予約を行わない方が多いようです。
まだまだ、十分に普及していない生前予約ですが、この制度には、どの様なメリットがあるのでしょうか?
生前予約のメリットとしては、「希望どおりの葬式が行える」、「残されたご遺族の精神的な負担を軽減することが出来る」、「費用を抑えることができる」などがあげられます。 生前からの準備は、時間的にも余裕があるので葬儀社との金銭面の交渉でも有利に話を進めることができます。
葬儀の生前予約のデメリットとは?
生前予約のデメリットとしては、時間的な問題と契約的な問題があります。
■時間的な問題について
お葬式はいつ行われるか分かりません。葬儀社と苦労して話をつけても時間の経過と共にお葬式の価格も変動し、この費用ではお葬式は行えないという話になるかもしれません。また希望するお葬式のかたちも時間の経過と共に変化するかもしれません。
また、葬儀社は民営の会社なので、葬儀社が倒産する場合もあります。最近はインターネットの普及にともない個人が手に入れることができる情報が増えています。よって高い料金を提示している葬儀社が選んでもらえなくなり、廃業しているようです。また、高齢化の影響もあり、葬儀社に跡取がいなく事業の継続が困難になる場合もあるようです。
生前予約は一回行えば安心という訳ではありません。生前予約を行っても定期的に見直しを行う必要があります。 つまり、せっかく苦労してお葬式の話をつけても、無駄になってしまうかもしれません。
■契約上の問題について
契約上の問題としては、料金を支払う時期的な問題です。葬儀社としては、早めに支払ってもらい
他の葬儀社に逃げられないようにしたいという思いがありますので、しきりに前払いを要求してくるかもしれませんが、それでは生前予約のメリットも半減します。
支払いはお葬式後で、見積もりも追加のお葬式の費用がなるべく発生しないようなものにする必要があります。
契約は当然、家族が有利に進めるべきです。家族には、当然葬儀社を選ぶ権利があります。
互助会でのお葬式はお得か?
生前予約の代表例して互助会があります。このシステムは、生前に毎月お金を積み立てて葬儀の料金にあてるというものです。毎月小額の金額から積み立てることができますが、積み立てた金額のみでお葬式が行えることは少ないようです。
また、互助会も民間の団代です。民間の団体ですので、普通のサービス業と同じで良い互助会もあれば、悪い互助会もあります。
互助会の積立金は非常に小額のため入会の敷居が非常に低くなっていますが、この積み立て金のみで葬儀は行えないことが多いようです。多くの場合追加の費用が発生します。互助会の毎月の積み立て料金が低いのは、低い積み立て料金に設定して、互助会会員を多く入会するという目的があるからです。実際、積み立てた料金でお葬式が行えないというトラブルが頻繁に良く発生しているようです。ご遺族のなかには、この積み立てたお金で葬儀が行えると営業から説明されていたケースもあるようですが、一旦お金を積み立ててから、お葬式が行えないと気付いては遅いです。
また、互助会は脱会しにくいという特徴があります。このようなサービスは、脱会しやすいことが良いサービスの条件でもあります。しかし、互助会を脱会すると積み立てた料金が全て戻ってくるわけではなく、場合によっては2割ほど、戻ってこないこともあるようです。
また、積み立てたお金すべてが保全されていないという問題もあります。貯金や保険などの金融商品であれば、資産が保全されていないと大問題ですが、互助会はリスクが高いわりには積立金は全額保証されていません。
実際、互助会が廃業した場合は、積み立てたお金の半分しか担保されないようです。近年、経営上の問題などで、互助会が廃業するケースが発生してます。小規模の互助会だけではなく、大規模の互助会も廃業しているようです。中には数百億円の負債を抱え倒産するところもあるそうです。この互助会は、お役様から預かっていた葬儀の為の積み立て金も使い果たしている場合もあります。